キャベツは至る所に

感想文、小説、日記、キャベツ、まじめ twitter ⇒ @kanran

マンガ

高野文子『棒がいっぽん』

大学時代、先輩の家に泊めてもらった時に読ませてもらい、それから自分でも買った短編集。当時別の友人にガロを教えてもらっていたのに、『絶対安全剃刀』を先に読まなかったことは幸か不幸か。何にせよ一冊単位で言えば、自分のマンガの趣味の中で挙げざる…

萩尾望都にまつわる雑感

『残酷な神が支配する』の内容に関して、ネタバレと呼べる言及をしています。

もう一冊いかがですか

本読みが好きな人には「何かもう一冊買いたい」と思う瞬間がある。目当ての本は見つけた、しかしレジへ向かうには何かが足りない。いま携えている本を読む前か後、もう一個食えるぐらいには腹が空いている――もう一冊欲しい。それはマンガ読みによくある欲動…

今年に入って読んだイイ漫画

本棚がパンクしているので長編の一気買いが出来ない。 岡崎京子に狂ったり、少女マンガにハマッたりした時期があるので、元々1巻完結とか短篇集には弱い。ということで今年はこんなアタリに出くわしている。珈琲時間 (アフタヌーンKC)作者: 豊田徹也出版社/…

山本直樹自薦短篇集

ぼくは高校の時に、ブックオフで『ありがとう』を全巻読んで以来、山本直樹がすごく好きだ。とても面白いと思う。 『ありがとう』は、90年代にじっくりと崩壊を続けていった《家族》というコミューンについて、すごく過激に、でも幾許かの希望とか愛情を含…